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Q. 年末調整の修正依頼と差し戻しの違いは?

対象読者:
管理者・担当者向け
対象プラン:
労務管理人事・労務エッセンシャル¥0HRストラテジー

A. 「修正依頼」は収集情報単位または該当項目のみ修正が必要なときに利用し、「差し戻し」は書類単位で修正が必要なときに利用します

年末調整のアンケートで集めた情報を従業員に修正してもらう場合、「修正依頼」と「差し戻し」の2つの方法があります。

どちらも「情報の修正・確認を依頼する」という点では同じですが、修正依頼方法や修正単位の考え方が異なります。

このページでは、「修正依頼」と「差し戻し」の違いについて説明します。

修正依頼とは

「修正依頼」とは、必要な情報が不足または誤っている場合に、従業員に対して収集情報単位あるいは該当項目のみ修正や追加での情報提供を依頼する場合が該当します。

例えば、年末調整のアンケートに生命保険情報や住宅ローン情報の入力がなく、「給与所得者の保険料控除等申告書」や「住宅ローン控除申告書」が作成されなかった場合に、従業員に対して収集情報の修正を依頼する場合などです。

なお、修正依頼を行なった場合、依頼ステータスは「修正依頼中」になります。

修正依頼の利用例

例えば、「今年、中途入社をした社員が前職情報を入力していなかった場合」などに利用します。

依頼詳細画面下部にある[修正依頼]を押すと、修正依頼内容の入力画面が表示されます。

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[修正項目][修正内容]を入力し、[修正依頼]を押すと、従業員に修正依頼がされます。

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差し戻しとは

「差し戻し」とは、従業員による年末調整のアンケート回答の結果、必要な書類はすでに作成されていますが、従業員に書類単位で修正または確認してほしい箇所があり、該当の書類のみ差し戻す場合が該当します。

例えば、作成された「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の内容に誤りがあるため、コメントをつけて従業員に書類を差し戻す場合などです。

この場合、書類そのものが修正対象になるため、関連する[本人情報][配偶者情報][扶養家族情報]の項目が差し戻しの対象項目です。

なお、差し戻しをした場合、依頼ステータスは「修正依頼中」になります。

差し戻しの利用例

例えば、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書に記載の情報修正を依頼したい場合」などに利用します。

書類の確認画面の右下にある[差し戻す]を押すと、修正内容の編集画面が表示されます。

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「差し戻し」は書類単位で行なうため、[修正項目]欄には書類に関連する項目に自動でチェックが入ります。

[修正内容]欄に修正内容を入力し、[差し戻す]を押すと、従業員に書類が差し戻されます。

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「修正依頼」「差し戻し」が行なわれた場合の、従業員側の画面表示と修正方法

「修正依頼」「差し戻し」のどちらの方法で依頼を戻したとしても、従業員には同じ画面が表示され、修正の方法も同じです。

従業員に表示される「あなたの年末調整」画面には、「入力内容が差し戻されました」というメッセージと、担当者が[修正内容]欄に入力したコメントが表示されます。

従業員は[入力内容を修正する]を押して該当の情報を修正するか、[アンケートをもう一度回答することもできます]を押して、再度アンケートに回答して情報を修正します。

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