SAML認証とフォームベース認証の使い分け

ID連携アプリの連携方法は、SAML認証とフォームベース認証の2つがあります。 SAML認証に対応しているサービスはSAML認証で、非対応のサービスはフォームベース認証で設定するのがおすすめです。

SAML認証とフォームベース認証の違い

SAML認証とフォームベース認証には次のような違いがあります。

料金

• SAML認証：
  • 連携先のサービスによっては、SAML認証を利用するためにオプション料金が必要な場合があります。
• フォームベース認証：
  • 費用はかかりません。

セキュリティ

• SAML認証：
  • SAML認証で連携するとIDとパスワードでログインできなくなるサービスの場合、パスワードの入力が不要になるため、不正ログインされにくくなります。
• フォームベース認証：
  • 通常のIDとパスワードでのログインと変わりません。

対象サービス

• SAML認証：
  • SAML認証に対応しているサービスのみ、SAML認証が利用できます。
• フォームベース認証：
  • 連携先のサービスのログイン画面が次の条件を満たす場合、フォームベース認証が利用できます。
    • ログイン画面のURLが決まっている
    • 連携先のサービスのログイン画面で、IDとパスワードの入力欄が同じ画面に表示されている
    • ログイン画面のURLとログイン後の画面のURLが異なる
    • ログイン画面で入力欄に値を入れても、ほかの入力欄やログインボタンの状態が変わらない

従業員への影響

• SAML認証：
  • 連携先のサービスによっては、SmartHRからのみのログインとなります。その場合は、ログイン方法が変わる案内が必要です。
• フォームベース認証：
  • 従来のログイン方法も引き続き利用できます。
  • SmartHRからログインするには、従業員のブラウザにChrome拡張機能をインストールする必要があります。詳しくは、ID連携アプリにログインするを参照してください。

スマートフォンでの利用

• SAML認証：
  • 連携先のサービスが対応している場合、スマートフォンで利用できます。
• フォームベース認証：
  • スマートフォンからの利用はできません。

SAML認証で設定する場合

SAML認証に対応している外部サービスの場合、SAML認証で設定するのがおすすめです。

IdP機能で連携できるアプリ一覧に連携したいアプリがある場合は、ID連携アプリの追加画面で、該当するアプリを選択して追加します。 連携したいアプリがない場合は、［カスタムアプリ（SAML）］を選択します。 画像を表示する

フォームベース認証で設定する場合

SAML認証に対応していない外部サービスの場合、フォームベース認証で設定するのがおすすめです。

フォームベース認証で設定する場合は、ID連携アプリの追加画面で、［カスタムアプリ（フォームベース）］を選択します。 画像を表示する