履歴の適用日とは
- 対象読者:
- 管理者・担当者向け
- 対象プラン:
- 労務管理人事・労務エッセンシャル¥0タレントマネジメントHRストラテジー
ここでは、履歴の適用日の概要や、関連する操作について説明します。なお、このページ内の「履歴」は、特に断りがない限り、基本機能の従業員情報やマスターデータの変更履歴を指します。
履歴について詳しく知りたい場合は、従業員情報とマスターデータの履歴とはを参照してください。
履歴の適用日とは
履歴の適用日は、従業員情報やマスターデータの変更が、システム上で有効になる日付を指します。部署の異動日や、役職の変更が適用された日などが該当します。
たとえば、「従業員の所属部署が部署Aから部署Bに変更された」履歴の適用日が2024/04/01
であれば、2024年の4月1日から部署Bに所属していることを意味します。
また、その後に「従業員の所属部署が部署Bから部署Cに変更された」として、適用日を2024/10/01
として履歴が追加されると、従業員の部署Bへの所属は2024年9月30日まで、部署Cへの所属は2024年10月1日からということになります。

履歴と適用日の概念についてより詳しく知りたい場合は、SmartHRスクールの履歴管理機能を受講することをおすすめします。
適用日の入力例
履歴はSmartHRの各機能で使われるため、適用日に正しい日付が設定されていないと、それら機能に影響を及ぼす可能性があります。どのような機能が履歴を用いているかについては、履歴の蓄積・用途を参照してください。
ここでは、履歴の適用日をどのように指定すべきかの具体例を説明します。
従業員情報や部署マスターを適用日を指定して登録・更新する方法については、履歴の適用日はどのように登録されるかを参照してください。
新入社員の従業員情報の履歴の例
入社前に従業員情報を登録する場合、適用日はデータの登録日で問題ありません(適用日を指定しなければ、適用日は自動で登録日となります)。 入社後に従業員情報を登録する場合、適用日には入社した日を指定することを推奨します。
適用日はデータの集計にも利用します。 特に、次に示す適用日を入社日より後に設定してしまうと、分析レポート機能で従業員数がうまく集計されないことにつながります。正しい集計のためにも、設定する日付にご注意ください。
- [入退社情報]>[入社年月日]の適用日
- [入退社情報]>[在籍状況]を「在職中」にした適用日
従業員項目 | 履歴の内容例 | 適用日に推奨する日付 |
---|---|---|
[入退社情報]>[入社年月日] | 追加:----→入社日 | 入社日以前の日付(入社日当日も含む) |
[入退社情報]>[在籍状況] | 追加:----→在職中 | 入社日以前の日付(入社日当日も含む) |
入社時の詳しい手続きについては、入社手続きの進め方ガイドも参照してください。
従業員の部署・役職・等級の履歴の例
従業員項目 | 履歴の内容例 | 適用日に推奨する日付 |
---|---|---|
[部署・役職情報]>[部署] | 変更:部署A→部署B | 異動日 |
[部署・役職情報]>[役職] | 追加:----→課長 | 役職変更日 |
[業務情報]>[等級] | 変更:3→4 | 等級変更日 |
休職・復職した従業員の履歴の例
従業員項目 | 履歴の内容例 | 適用日に推奨する日付 |
---|---|---|
[入退社情報]>[在籍状況] | 変更:在職中→休職中 または 変更:休職中→在職中 | 休職日 または 復職日 |
退職した従業員の履歴の例
従業員項目 | 履歴の内容例 | 適用日に推奨する日付 |
---|---|---|
[入退社情報]>[退職年月日] | 変更:----→2024/03/31 | 退職日の当日、またはそれ以前の日付 |
[入退社情報]>[在籍状況] | 変更:◯◯→退職済み | 退職日の翌日 |
履歴の適用日はどのように登録されるか
適用日は、履歴ごとに必ず存在します。
適用日は、自動で登録される場合と、任意で日付を指定して登録できる場合があります。
適用日が自動で登録される操作
以下の操作では、適用日が自動で登録されます。
従業員情報の操作
- 従業員が招待フォームから従業員情報を提出すると、提出した日を適用日として履歴が追加されます。
- 従業員情報の編集画面から従業員情報を更新すると、更新した日を適用日として履歴が追加されます。詳しくは、従業員情報を個別に更新するを参照してください。
- CSVファイルを用いて従業員情報を一括で更新する際に、適用日を入力しないと、更新した日を適用日として履歴が追加されます。詳しくは、複数の従業員情報・家族情報を一括で更新するを参照してください。
マスターデータの操作
- 部署マスターを画面から個別に追加、または[部署を一括追加(CSV)]から追加すると、適用日は
1900/01/01
として登録されます。 - 部署マスターを画面から個別に編集、または[部署を一括更新(CSV)]から更新すると、更新した日を適用日として履歴が追加されます。
適用日を指定して履歴を追加できる操作
従業員情報と部署マスターの履歴では「履歴管理機能」が利用できるため、任意の適用日を指定して履歴を追加できます。 また、「予約管理機能」を使うと、未来の適用日を指定できます。
従業員情報の操作
- [従業員管理]>[新規登録する(手入力)]から従業員を新規登録する際に、適用日を指定できます。詳しくは、従業員を追加して従業員情報を登録するを参照してください。
- 従業員情報の変更履歴一覧から履歴を追加する際に、適用日を指定できます。詳しくは、従業員情報の履歴を追加するを参照してください。
- CSVファイルを用いて従業員情報を一括で更新する際に、適用日を指定できます。詳しくは複数の従業員情報・家族情報を一括で更新するを参照してください。
- 予約管理機能で従業員情報の更新を予約する際に、未来の適用日を指定できます。詳しくは予約を追加するを参照してください。
部署マスターの操作
- CSVファイルを用いて部署履歴の一括追加・更新をする際に、適用日を指定できます。詳しくは、部署の履歴を一括追加・更新するを参照してください。
- 予約管理機能で部署マスターの追加・更新を予約する際に、未来の適用日を指定できます。詳しくは予約を追加するを参照してください。
履歴の適用日を修正するには
すでに存在する履歴の適用日は修正できません。ある履歴の内容を維持したまま適用日だけを修正したい場合は、その履歴を削除し、同じ内容を新しい適用日を指定して追加し直してください。
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