評価テンプレートを準備する流れ
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評価テンプレートの概要と、評価テンプレートを準備する流れについて説明します。
評価テンプレートとは
評価テンプレートは、評価業務をひとまとまりの「ひな形」として定義したものです。評価項目や記入・承認といった作業の流れ、各工程における担当者の割り当てなどを設定します。
評価テンプレートを作成することで、評価プロジェクトで繰り返し使える評価業務のフォーマットを整えられます。評価テンプレートは、評価プロジェクトに取り込んで使用します。評価プロジェクトに取り込んだ評価テンプレートは、元の評価テンプレートとは独立して管理されます。
評価テンプレートの種類
評価テンプレートには、汎用テンプレートと360度評価・フィードバック用テンプレートの2種類があります。
汎用テンプレート
汎用テンプレートは、柔軟に設定ができるため、さまざまな評価に対応した評価テンプレートを作成できます。目標管理、期末評価、昇格査定など、多様な評価業務に活用できます。
360度評価・フィードバック用テンプレート
360度評価・フィードバック用テンプレートは、360度評価・フィードバックに特化した評価テンプレートです。
評価テンプレートの構成要素
評価テンプレートは、以下の3つの要素で構成されます。
評価シート
評価シートは、評価のために評価対象者や評価者からどのような情報を集めるのかを決めるものです。
評価に必要な情報を収集するための書式であり、評価対象者や評価者が入力する項目(評価項目)を集めたものです。
評価ロール
評価ロールは、評価シートを入力・確認するのは誰なのかを決めるものです。
評価対象者、1次評価者、2次評価者、最終評価者など、評価業務を動かしていく役割を作成します。
評価フロー
評価フローは、評価シートを誰がどのような順番で入力・確認していくのかを決めるものです。
評価シートを評価対象者と評価者が入力または確認していく順番、つまり評価の工程を設定します。
評価テンプレートを準備する流れ
評価テンプレートを準備するための基本的な流れは、以下のとおりです。
1. 評価業務の設計を検討する
自社の現在の評価制度や仕組みをもとに、人事評価機能でどのように評価業務を運用していくかを検討します。
人事評価機能設定整理シート別タブで開くを使うと、評価ロール、評価フロー、評価シートの閲覧・編集権限の設定などの整理がスムーズに行なえます。
評価テンプレートをいくつ用意するか、どのように使い分けるかについては、評価テンプレートの構成を検討するも参考にしてください。
2. 評価テンプレートを作成する
評価テンプレート一覧画面で、汎用テンプレートまたは360度評価・フィードバック用テンプレートを新規作成します。
3. 評価記号マスターを作成する(任意)
複数の評価項目で同じ評価記号や選択肢を使いたい場合は、評価記号マスター(S、A、B、Cなどの評価記号を一元管理する機能)を作成しておくと便利です。
なお、給与シミュレーションを行なう場合は評価記号マスターが必要です。
4. 評価シートを設定する
評価テンプレートに含まれる評価シートを作成します。評価項目(フォーム)を追加し、評価種目でグループ化して、評価対象者や評価者に入力してほしい項目を準備します。
評価シートには、プリセットがあらかじめ設定されています。プリセットを編集・削除して、評価シートを完成させてください。
5. 評価ロールを設定する
評価フローのタスクの担当者となる評価ロールを設定します。評価対象者、1次評価者、2次評価者など、評価業務に関わる従業員の役割を定義します。
6. 評価フローを設定する
評価の工程をフェーズとタスクに分解して、評価フローを作成します。
7. その他の設定をする
評価テンプレートには、以下の設定もできます。
- 評価項目の入力必須設定:評価シートの項目ごとに入力が必須か否かを設定できます。
- 評価ロールの閲覧・編集権限設定:評価ロールごとに評価シートの項目の閲覧・編集権限を設定できます。
- 評価対象者の表示項目設定:各種画面に表示する評価対象者の従業員情報を設定できます。
- 評価対象者による評価者の変更:評価対象者が評価者を変更できるか否かを設定できます。
