従業員の［操作できる範囲］とは

権限設定の［従業員関連］にある［操作できる範囲］とは、あるアカウントが従業員情報の操作や手続きの作成などをする際に、操作対象として選択できる従業員の範囲のことです。

操作できる範囲は権限ごとに設定します。 システム標準権限には操作できる範囲があらかじめ設定されており、編集できません。 操作できる範囲をカスタマイズしたい場合は、カスタム権限を利用します。

操作できる範囲の選択肢

本人

自身の情報のみ閲覧・操作できます。ほとんどの一般従業員はこの設定になります。

すべての従業員

従業員情報が登録されているすべての従業員を閲覧・操作できます。人事・労務担当者向けの設定です。

本人＋指定した範囲の従業員

所属部署、特定の部署や雇用形態を組み合わせて、操作できる範囲を指定します。一部の範囲の業務のみを扱う人事・労務担当者や、マネジメント層向けの設定です。

従業員情報に登録されているシステム標準項目の［部署］と［雇用形態］をもとに、具体的な範囲を指定します。

範囲は以下の3つの指定方法から選択でき、それぞれ単体でも、複数の方法を組み合わせての指定もできます。

• 本人の所属部署から指定
• 部署名で指定
• 雇用形態で指定

本人の所属部署から指定

アカウント所有者本人の部署情報をもとに相対的に範囲を指定する方法です。 この指定方法で権限を付与するには、アカウントと従業員情報の紐づけが必須となります。

所属部署による範囲指定は、以下の選択肢があります。

• 所属部署
• 所属部署＋所属部署の配下の部署
• 所属部署の配下の部署

権限を付与される従業員が複数の部署に所属している場合は、［兼務先（部署2〜10）も所属部署として扱う］のチェックボックスにチェックを入れると、所属するすべての部署で同じ範囲が適用されます。 チェックを入れない場合は、［部署1］のみに選択が適用され、それ以外の部署は範囲から除外されます。

選択肢ごとの操作できる範囲の具体例

たとえば上から店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店・新宿店という部署階層で、東日本エリア部のマネージャー用の権限を作るとします。

選択肢ごとに操作できる従業員の範囲は、以下のようになります。

選択肢	操作できる従業員
所属部署	店舗統括本部/東日本エリア部に所属する従業員
所属部署＋所属部署の配下の部署	以下に所属する従業員 店舗統括本部/東日本エリア部 店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店 店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店
所属部署の配下の部署	以下に所属する従業員 店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店 店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店

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部署名で指定

本人の所属部署にかかわらず、特定の部署名で範囲を指定する方法です。部署は複数選択できます。

部署による範囲指定を組み合わせた場合の具体例

たとえば以下の部署階層で、一時的に自部署の配下にない部署を管理する東日本エリア部のマネージャー用の権限を作るとします。

• 店舗統括本部
  • 東日本エリア部
    • 六本木店
    • 新宿店
  • 西日本エリア部
    • 梅田店
    • なんば店

［本人の所属部署から指定］では［所属部署＋所属部署の配下の部署］、［部署名で指定］で［店舗統括本部/西日本エリア部/なんば店］を選択します。

この権限を付与されたマネージャーのアカウントで操作できるのは、以下の部署に所属する従業員となります。

• 店舗統括本部/東日本エリア部
• 店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店
• 店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店
• 店舗統括本部/西日本エリア部/なんば店

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雇用形態で指定

雇用形態で範囲を指定する方法です。雇用形態は複数選択できます。