扶養親族の要件から外れる家族を確認する

年齢が23歳になることにより以下の要件から外れる可能性がある家族を確認する方法を説明します。

• 社会保険の被扶養者
• 税法上の扶養親族

19歳以上23歳未満の親族を対象とした扶養の要件

2025年の法改正により、その年の12月31日時点で19歳以上23歳未満の親族は、社会保険と税法上の扶養の要件が緩和されています。

親族の区分	社会保険の扶養の要件	税法上の扶養の要件
19歳以上23歳未満の親族	年間収入が150万円未満	合計所得金額が年間100万円以下
一般の親族	年間収入が130万円未満	合計所得金額が年間58万円以下

社会保険の扶養に関する要件

居住者と⽣計を⼀にする親族（被保険者の配偶者を除く）が19歳以上23歳未満の場合は、扶養の要件が「年間収入が130万円未満」から「年間収入が150万円未満」に緩和されます。

要件の詳細については、日本年金機構の以下のページを参照してください。 19歳以上23歳未満の方の被扶養者認定における年間収入要件が変わります別タブで開く

税法上の扶養に関する要件

居住者と⽣計を⼀にする親族（被保険者の配偶者を除く）が19歳以上23歳未満の場合は、扶養の要件が「合計所得金額が年間58万円以下（給与収入のみで123万円以下）」から「合計所得金額が年間100万円以下（給与収入のみで165万円以下）」に緩和されます。

対象の家族が23歳になった場合の対応

扶養に関する要件の違いにより、扶養の対象となっていた家族がその年の12月31日時点で23歳になる場合に、扶養の要件から外れる場合があります。そのため、以下のいずれかの対応が必要になります。

• 年間収入額が130万円を超える場合、社会保険の扶養の対象から外す
• 合計所得金額が58万円（給与収入のみで123万円以下）を超える場合、税法上の扶養の対象から外す

該当の家族を持つ従業員に確認し、必要に応じて従業員に扶養の情報を更新してもらうよう依頼してください。

扶養親族の要件から外れる家族を確認する

以下の条件にあてはまる家族を確認できます。

• 社会保険の扶養の要件から外れる家族：
  • その年の12月31日時点で23歳以上
  • ［続柄］が配偶者以外
  • ［年間収入額（扶養追加日〜）］が130万円以上、または［月間収入（扶養追加日〜）］が12万5千円以上
  • ［障害者区分］が未指定
• 税法上の扶養の要件から外れる家族：
  • その年の12月31日時点で23歳以上
  • ［続柄］が配偶者以外
  • ［年間所得見積額］が580,001円以上

1. 従業員リストを開く

SmartHRホームのアプリ一覧にある［従業員リスト］を押します。従業員リスト画面が表示されます。

2. ［ダウンロード］>［扶養親族の要件から外れる家族を持つ従業員］を押す

［ダウンロード］>［扶養親族の要件から外れる家族を持つ従業員］を押します。扶養親族の要件から外れる家族を持つ従業員のダウンロード画面が表示されます。 画像を表示する

3. ［ダウンロード］を押す

［ダウンロード］を押します。バックグラウンド処理で、従業員情報の書き出しが開始します。

書き出したファイルをダウンロードするには、［バックグラウンド処理］から該当の処理を選択し、［ダウンロード］を押します。

4. ダウンロードしたCSVファイルで、扶養親族の要件から外れる家族を持つ従業員を確認する

ダウンロードしたCSVファイルを開き、扶養親族の要件から外れる家族を持つ従業員を確認します。

• ［家族1〜5 社会保険の被扶養者の要件から外れる］列が「1」の従業員：該当の家族が社会保険の扶養の要件から外れる可能性があります。
• ［家族1〜5 税法上の扶養親族の要件から外れる］列が「1」の従業員：該当の家族が税法上の扶養の要件から外れる可能性があります。

該当の家族を持つ従業員に確認し、家族の年間収入額・合計所得金額に応じて扶養の情報を更新するよう依頼してください。